問題 98

事例を読んで,病院の医療福祉相談室に勤めるC医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)のストレングス視点に基づく対応として,適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
Dさん(30歳,男性)は,パートナーとの性交渉によって体調に異変を感じながらも悪い検査結果が出るのを恐れ,医療機関を受診していなかった。

しかし気になっていたため,悩みを打ち明けた友人に強く勧められて半年を過ぎてようやく受診に至った。

その結果,HIV感染症と診断され,初めて医療福祉相談室に紹介されてきた。

Dさんは「この歳でアルバイトだけで一人暮らしをしている。実家の両親には話していない。自分はダメな人間だ」と自分を強く卑下する心情を吐露した。

C医療ソーシャルワーカーは,その深刻な気持ちを受け止めて対応した。

「この病気になったのはとても大変なことですよね」と言う。

「親身になって受診を勧めてくれる友人がいるではないですか」と言う。

「エイズ発症後の入院に備えて,両親に早く知らせた方が良いですよ」と言う。

「HIVに感染してもエイズを発症するとは限らないので安心してください」と言う。

「こうして受診にこぎ着けられたのは大きな一歩だと思いますよ」と言う。


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問題 99

相談援助のアプローチに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

パンデユーラ(Bandura,A.)は,行動変容アプローチに取り入れられた社会的学習理論を提唱した。

ピンカス(Pincus,A.)とミナハン(Minahan,A.)は,一般システム理論に基づいてユニタリー・アプローチを提唱した。

ロビンソン (Robinson.V.)は,地域精神医学研究などの成果を取り入れた危機介入アプローチを提唱した。

バーグ (Berg.I.)は,社会構成主義を基盤としたナラテイブ・アプローチの発展に寄与した。

スモーリー (Smalley.R.)は,生態学に基づく機能的アプローチを体系化した。


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問題 100

事例を読んで,E相談支援専門員(社会福祉士)によるFさんの支援に関する次の記述のうち,課題中心アプローチに基づく支援として,適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
U市基幹相談支援センターのE相談支援専門員は,U市地域福祉課担当者からの連絡で,Fさん(30歳,男性)に対する相談支援の依頼を受けた。

自宅を訪問して,Fさんが父親との関係に困って地域福祉課に連絡したこと,10年前の交通事故によって身体障害があり,電動車いすで近所には行けること,父親と二人暮らしで食しんせ量事や掃除は近所の親戚(しんせき)に手伝ってもらっていること,毎日パチンコ店に行って父親と口論になることなどを聴いた。

父親とどんなときに口論になるかについて具体的に尋ねる。

昼間の居場所として作業所に通うことを勧める。

困っている問題の優先順位について尋ねる。

ヘルパー利用を促すために居宅介護事業所を紹介する。

奇跡が起こったらどのような人生を送りたいかと解決像を尋ねる。


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問題 101

相談援助におけるエンパワメントアプローチに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

ソロモン(Solomon.B.)は,問題の外在化を中心にしたエンパワメントアプローチを提唱した。

シュワルツ(Schwartz.W.)は,ストレングスはエンパワメントの燃料であると述べた。

グテイエレス(Gutierrez.L.)は,エンパワメントアプローチでは集団を通しての体験が重要であると述べた。

フレーレ(Freire.P.)は,エンパワメントアプローチに影響を与えたコンピテンスの概念を提唱した。

デユボイス(DuBois.B.)とミレイ(Miley.K.)は,問題解決モデルの援助過程に基づいてエンパワメントアプローチを示した。


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問題 102

事例を読んで,G生活相談員(社会福祉士)のHさんへの対応に関する次の記述のうち,この時点で最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Hさん(78歳,女性)は,借家の一人暮らしで身寄りもない。

市内のQケアハウスにボランティアに行くことだけが生きがいであった。

しかし,Hさんは持病の悪化から,最近は活動への欠席が増えていた。

久々にHさんを見かけたQケアハウスのG生活相談員が声をかけると,Hさんは一人暮らしが不安になってきたと訴えてきた。

Hさんがインポランタリーなクライエントであるため,福祉事務所に行くよう助言する。

これまでのHさんのボランテイア活動への参加を評価してエンパワメントをする。

Hさんの将来に備えて,Qケアハウスのサービス内容と平均的な利用料を説明する。

Hさんの不安への対応として,今の時点の不安はG生活相談員が解決することを約束する。

Hさんが今の自分の状況についてどのようにとらえているのかを話せるように促す。


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問題 103

相談援助の過程におけるアセスメントに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

クライエントの問題解決にどう結びつけるかを考えて,収集した情報を組織化する。

クライエントの生育歴に焦点を絞って問題の原因を探求する。

アセスメントシートに従い,質問項目の順番を順守してクライエントに尋ねる。

秘密を保持する原則に立ち,クライエント本人以外の他者からの情報収集は控える。

援助過程の初期に限定してクライエントからの情報収集と分析を行う。


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問題 104

相談援助の開始後におけるモニタリングに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

実際の支援が計画どおりに実施されているとみなして,その効果を測るために経過の確認を行う。

計画の見直しの必要性を確認することが目的であり,提供するサービスの質は評価に含めないようにする。

支援の実施状況をできるだけ客観的に把握するため,利用者の主観的な言動は評価に含めないようにする。

支援の実施過程において,新たな対応や計画見直しの必要性等の確認を目的として行われる。

利用者から率直な意見を聞き取るため,支援にかかわる関係者に対しては聴取をせずに進める。


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問題 105

事例を読んで,J指導員(社会福祉士)によるK子へのこの面接時の対応として,適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
K子(11蔵)の両親は昨年離婚した。

K子は,現在アパートで父親(37歳)と2人で生活をしている。

K子は軽度の知的障害があるため,父親が昼間働いている間,生活能力の向上を目指して放課後等デイサービスを週4~5回利用している。

最近K子は無表情で,帰宅をしぶることが多くなったため,心配した放課後等デイサービスのJ指導員がK子と相談室で面接をしたところ,父親の性的虐待が疑われるような話が出てきた。

偽りの記憶症候群に該当するかどうかを確認する。

夜遅くまで起きていて,父親に甘えるからではないかとK子に言う。

あなたが悪いのではない,我慢しなくていいとK子に伝える。

話の内容の正確性を担保するために,繰り返し聞き取りをする。

児童相談所へ通告をする。


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問題 106

事例を読んで,就労継続支援B型事業所に勤めるL生活支援員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
下肢機能障害と軽度の知的障害のある利用者Mさん(20歳,女性)は,休憩時間に他の利用者も周りにいる作業場で深刻な表情を浮かべ,L生活支援員に小声で次のように打ち明けてきた。

「ここでもらった工貨を使いたい」と言ったのに,父親が貯金しておくからと言って1円もくれない。

介入すべき深刻な人権問題の可能性があるととらえ,その場で引き続き詳しい事情を聴く。

家庭内の事情を詳しく聴く必要があると判断し,相談室に場所を移して話すことにする。

他にも同様の悩みを抱えている者がいる可能性があると判断し,周囲の利用者にもその場で一緒に聴くよう促す。

相談室で改まって向かい合うと相手が緊張して話せなくなると判断し,利用者が休憩に使うこともある食堂に移動する。

工賃にかかわる相談なので,会計担当の事務職員をその作業場に呼んで,話の続きを聴くことにする。


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問題 107

事例を読んで,N母子支援員(社会福祉士)の面接初期段階の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Aさん(30歳,女性)は,子ども2人(5歳と3歳)と今年の4月から1年の予定で母子生活支援施設を利用している。

入所のきっかけは,夫の失践に伴い生活困窮に陥ったためであった。入所後,Aさんと子どもたちは目立つた問題を起こすこともなく,2か月が過ぎようとしていた。

Aさんの性格は凡帳面(きちょうめん)で,3人とも規則正しい施設での生活に安心しているようであった。しかしAさんは,3日前に突然,退所の希望を職員に伝えた。

それを聞いたN母子支援員は,Aさんに面接することにした。

「なぜ,出たいのですか」と問いただす。

「外に出て暮らしたいのですね」と尋ねる。

「凡帳面な性格だから,退所後もうまくいきますよ」と励ます。

「ご主人が戻られたのですね。私の言ったとおりですね」と言う。

「ちょうどよい条件のアパートがありますよ」と伝える。


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問題 108

ケースマネジメントの機能であるニーズと資源の接合(リンケージ)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

既存のサービスの範囲で接合を考える,サービス優先アプローチで行う。

接合する社会資源は,フォーマルサービスの中から選ぶ。

支援目標の設定は,ニーズと資源を接合した後に行う。

自ら意思表示が困難なクライエントの場合には,専門職主導のアプローチで行う。

ニーズと資源を接合していく過程に,クライエントの参加を促す。


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問題 109

B社会福祉士は,地域生活定着支援センターに勤務している。

刑務所から出所してきたばかりのCさん(42歳,男性)の支援について,Cさんとともに,支援を始めた地域活動支援センター,グループホーム,就労支援施設の職員と遠方に住む姉を交えて第1回目の話合いの機会をもった。

Cさんは知的障害があり,数度,軽微な犯罪で刑務所に収容されたことがある。

B社会福祉士は会議の席上で,Cさんに会議内容を分かりやすく説明し直したり,Cさんが言いづらいところは代わって発言した。そして,Cさんのこれからの生活の中で予想される困難を参加者全員で検討した。

その上で再び罪を犯さずこれから送りたいとCさんが思う生活を,みんなで支えていくための方法を話し合い,相互の役割を確認した。

次のうち,B社会福祉士が行った援助内容を表すものとして,適切なものを2つ選びなさい。

クラスアドボカシーの実施

ソーシャルサポートネットワークの構築

小地域ネットワーク活動の実施

リファーラルの実施

リスクマネジメントの実施


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問題 110

事例を読んで,D社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
地域包括支援センターのD社会福祉士のところに市役所高齢福祉課職員から対応を依頼する電話がかかってきた。

今日,Eさん宅(夫86歳,妻83歳)でボヤがあり,それに気づいた隣人の通報で消防車が来て大事には至らなかったが,以前からEさん宅では鍋を焦がすなど火の不始末が何度か起こっている。

周辺の住民や関係者が心配してEさん夫妻に声をかけても,夫妻は聞く耳をもたず,ついに今日のボヤ騒ぎの後,住民から苦情が出て,以前からかかわってきたF民生委員が心配して市役所に電話してきたのだという。

緊急事態なので,Eさんに電話して相談のため市役所に行くよう促す。

Eさん宅を訪問して,まず住民の苦情を伝え,火の不始末について注意する。

重大な案件なので,関係機関との会議をもつことにして日程調整を行う。

F民生委員に連絡して,訪問に同行してもらいEさん夫妻の話を聴く。

安全確保のために,Eさん夫妻が安心して暮らせる住まいを探す。


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問題 111

社会資源に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

同じニーズをもったクライエントが地域に一定数存在する場合は,クラスアドボカシーを行うことで,社会資源の開発を行う。

社会資源を活用する際は,クライエントの家族や周囲の人の負担を減らすためにフォーマルなものを優先する。

社会資源の開発はクライエントにとって負担になるので,開発の役割はソーシャルワーカーが担う。

社会資源の開発に当たっては,住民が自ら問題解決能力を高めていくことを目的としたソーシャルアクションがある。

クライエントを依存的にさせず,問題解決能力を高めるためには,社会資源の活用を控えた方がよい。


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問題 112

事例を読んで,G介護支援専門員(社会福祉士)のこの時点における対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Hさん(79歳,女性)は,息子(40歳)との二人暮らしである。

息子は,建設関係の仕事をしていたが,3か月前に持病の腰痛の悪化を理由に退職し,現在はHさんの年金を頼りに生活している。

また,Hさんは要介護1の認定を受けており,通所介護を利用している。

ある日,居宅介護支援事業所のG介護支援専門員が定期的なモニタリングのために自宅を訪問すると,息子が「母親が最近,夜に失禁したり,つじつまの合わない話をする。

自分の手には負えないのですぐに施設に入所させてほしい」と言った。

G介護支援専門員は,別室で Hさんに話を聴こうとしたが,Hさんは暗い表情でうつむいたまま多くを語ろうとしない。

施設入所には認知症の診断が前提になるため,まずは専門医の受診を勧める。

介護者としての息子の労苦をねぎらい,家族介護者の会を紹介する。

担当の民生委員に状況を説明し,Hさんへの見守りを強化するよう依頼する。

通所介護事業所の相談員に連絡を取り,Hさんの様子を確認する。

すぐに施設入所はできないことを説明し,訪問介護サービスの利用を手配する。


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問題 113

地域活動支援センターのJ社会福祉士は,地域で暮らす障害者の自助グループを支援している。

東日本大震災が起きて以来,災害時の不安を感じていた自助グループのメンバーは,災害時の障害者の生活について学習会を開くことになった。

J社会福祉士は震災時に支援活動をしていた障害者団体を紹介した。メンバーはその代表を招き,このテーマで学習会を開催することとした。

その席でメンバーの「自分たちは災害弱者かも知れないが,自分たちにもできることがあるはずだ」との発言から,学習会では継続してこのテーマについて意見交換をしていくことにした。

J社会福祉士は議論の進展に合わせて,自治会長や民生委員児童委員協議会会長などとの懇談を提案し,グループのメンバーと地域の関係が育まれていった。

次のうち,J社会福祉士が果たしたソーシャルワークの機能として,最も適切なものを1つ選びなさい。

代弁的機能

教育的機能

媒介的機能

治療的機能

保護的機能


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問題 114

スーパービジョンに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

スーパーバイザーは,バーンアウトが懸念されるスーパーバイジーに対して,教育的機能を発揮することが求められる。

スーパービジョン関係で起こるパラレルプロセスは,スーパーパイジーが過去の特定の人間関係をスーパーパイザーとの関係の中に投影することである。

ピアスーパービジョンとは,スーパーパイザーである上司から複数の同僚や仲間とともにスーパービジョンを受けることである。

スーパーパイザーが部下であるスーパーバイジーに対してスーパービジョンを行う場合には,管理上の責任を負う。

ライブスーパービジョンとは,スーパーバイザーと複数のスーパーバイジーでロールプレイを用いて行う討議形式の事例検討である。


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問題 115

事例を読んで,児童養護施設のK家庭支援専門相談員(社会福祉士)のスーパーバイザーである上司のL主任(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
M子(5歳)は,ネグレクトによって児童養護施設に入所措置となった。
K家庭支援専門相談員は小学校入学に合わせた家族再統合の計画を立てている。

M子は家庭に帰ることを強く望んでおり,母親(27歳)も強い引取りの意思をもっていた。
しかし,最近予定していた面会がキャンセルになることが多い。

そして先日,K相談員は単身赴任している父親から引取りについての不安を伝えられた。
対応に困ったK相談員は,L主任に対してスーパービジョンを求めてきた。

K相談員がどのようなことに困難を感じているか話し合う。

L主任が両親の意向を確認する役割を担い,結果をK相談員と共有する。

M子家族の状況を再アセスメントするようにK相談員に促す。

K相談員に,この程度のことは困難に思う必要はないと指摘する。

計画どおりM子家族に家庭引取りを促すよう,K相談員に提案する。


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問題 116

病院に勤めるN医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)は,交通事故で歩行機能障害になったAさん(55歳,男性)を主治医より紹介され,数回の面接を行った。

入院中のAさんの状態から,自宅内を自力で移動するためには手すりの設置等の住宅改修が必要であることが分かった。

退院計画作成のため,N医療ソーシャルワーカーは,作業療法士とともに Aさんの一時帰宅に同行し,改修の必要な箇所や他に支援を要することがあるか否かを確認することにした。

病院と自宅の行き帰り,そして自宅においてAさんは障害にまつわる不便さや苦痛,自宅での生活で予想される困難など様々なことを思いつくままに語ってくれた。

次のうち,N医療ソーシャルワーカーがAさんの自宅を訪問した後に,退院計画作成のために書く記録の文体として,最も適切なものを1つ選びなさい。

説明体

要約体

逐語体

叙述体

圧縮叙述体


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問題 117

個人情報保護に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

個人情報の範囲は,個人の氏名や生年月日,住所等の情報であり,福祉サービス等の利用者の心身の状況やその置かれている環境等の記録は対象とはならない。

「個人情報保護法」は,個人情報の有用性に配慮しつつ,個人情報取扱事業者の権利利益を保護することを目的として制定されたものである。

「福祉分野におけるガイドライン」では,利用者の死後も情報の漏えい等の防止を図ることが期待されている。

「個人情報保護法」では,たとえ本人の生命の保護に必要がある場合であっても,本人の同意を得ることが困難であるときは,個人情報を開示してはならないと定めている。

「福祉分野におけるガイドライン」によれば,福祉関係事業者が講ずべき個人データの安全管理の措置の対象は,ボランテイアを除く従業者である。

    (注)1 「個人情報保護法」とは,「個人情報の保護に関する法律」のことである。


    2 「福祉分野におけるガイドライン」とは,「福祉分野における個人情報保護に関するガイドライン」(平成25年3月厚生労働省)のことである。


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問題 118

ソーシャルワーク実践におけるIT(情報通信技術)の活用に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

IT技術の進歩に派生する問題は,デジタル・デバイドから個人情報保護へと変化した。

「社会福祉士の行動規範」(日本社会福祉士会)では,利用者情報の電子媒体等の管理について,厳重な管理体制と最新のセキュリティへの配慮が定められている。

福祉関係法令にはIT技術の活用に関する定めがなく,特に障害者福祉領域での今後の法整備上の課題となっている。

虐待ケース対応では,IT機器による音声,画像データの活用は,情報流出の危険性を考慮して行ってはならないとされている。

福祉関係の情報が容易に入手できるようになったので,情報リテラシーの向上は求められなくなってきている。


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試験結果・正答と学校別合格率

社団法人日本社会福祉士養成校協会(社養協)/JASCSW

※PDFファイル
http://www.jascsw.jp/TEST/26th_happyou/26th_goukakuhappyou.pdf