問題84

調査方法と調査票への記入の仕方に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。

 

郵送調査,留置調査,個別面接調査,電話調査の中で,実対象数を同じとすれば,調査の実施に当たっての経費と労力が最もかかるのは,郵送調査である。

 

電話調査は,調査員が質問をしながら調査票に書き取る自計式調査である。

 

「全国世論調査の現況(平成 26 年版)」(内閣府)によると,公的機関,大学,メディア,企業が実施した調査の中で最も多かったのは,留置法である。

 

訪問面接調査法では,記入要領を理解した調査員が,調査対象者との面接で聞き取った内容を調査票に記入する。

 

調査票への記入の仕方として自計式は,他計式と比べて,質問の意味を正しく理解し,回答を正しく記入しやすい。


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問題85

4 種類の尺度水準,すなわち名義尺度,順序尺度,間隔尺度,比例尺度に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

 

大小関係を示すことができるのは,名義尺度と比例尺度の 2 つだけである。

 

意味のある算術平均を算出できるのは,間隔尺度と比例尺度の 2 つだけである。

 

中央値を算出できるのは,順序尺度と間隔尺度の 2 つだけである。

 

最頻値を算出できるのは,順序尺度,間隔尺度,比例尺度の 3 つだけである。

 

カテゴリーごとの分類ができるのは,順序尺度,間隔尺度,比例尺度の 3 つだけである。


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問題86

質問紙の作成方法に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

 

質問文の中で専門用語を用いる場合,まず,その用語の認識について確認する濾過(ろか)質問を行った上で,その用語を知っている者のみに尋ねることが望ましい。

 

質問項目の順番が後になるほど,回答者の集中力が低下するため,複雑な質問から順に配置することが望ましい。

 

質問紙における回答の形式は,自由回答法を主とし,必要に応じて選択肢法を用いることが望ましい。

 

回答の形式として選択肢法を用いる場合,想定される選択肢を網羅するため,選択肢の数が多いほど望ましい。

 

キャリーオーバー効果を避けるため,質問の配置は,内容に関係なくランダムな順番で行うことが望ましい。


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問題87

ピアソンの積率相関係数に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

 

値は 0 から 1 の範囲の間で変動する。

 

2 つの変数の因果関係を表すものである。

 

年齢と所得の相関係数は,所得が円単位でもドル単位でも同じ値になる。

 

2 つの変数の間に完全な相関がある場合,散布図は円形になる。

 

2 つの順序変数の関連の強さを測る指標である。


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問題88

グループインタビューに関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

 

対象者の選定は,有意標本抽出によって行われる場合が多い。

 

参加者間の相互作用が起こらないように,司会者が気をつける。

 

記録係は,参加者の非言語的反応について記録をする必要はない。

 

一度に参加する人数は,多いほど良い。

 

質問は,参加者が明確に回答できるように選択式を基本とする。


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問題89

アクションリサーチに関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

 

研究対象について,非参与的に観察し,研究を行うものである。

 

質的調査が用いられ,質問紙調査のような量的調査は用いられない。

 

目的は,科学的な因果関係の検証である。

 

計画,実施,事実発見の循環が,基本プロセスとして提唱されている。

 

調査を通じて得られた知見を実践活動と結び付けてはならない。


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問題90

社会調査におけるコンピューターやインターネットの活用に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。

 

インターネット調査は,調査対象がインターネット利用者に限定されるため,目標母集団に照らして,調査漏れが生じやすい。

 

発言の当事者を特定できないインターネット上の掲示板の書き込みは,社会調査の分析対象として活用することができない。

 

国勢調査では,インターネットで回答することができない。

 

調査票調査の自由回答や介護記録の記述など大量の文字データの分析には,コンピューターを活用することができない。

 

国の統計データについては,一つに集約されたポータルサイトが整備されている。


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試験結果・正答と学校別合格率

社団法人日本社会福祉士養成校協会(社養協)/JASCSW

※PDFファイル
http://www.jascsw.jp/TEST/26th_happyou/26th_goukakuhappyou.pdf